芹香ストレスケア医療のコンセプト
1) 神奈川県の自殺対策 (気分障害の急性期症例に対するニーズ)
2) ストレスケアの提供 (気分障害の慢性難治症例、復職支援に対するニーズ)
3) 気分障害の臨床研究 (気分障害に対する包括的なアプローチ)
平成20年度よりスタートした芹香病院“ストレスケア医療”は、ストレスケア病棟(開放病棟)、ストレスケア専門外来、急性期閉鎖病棟の3本柱で構成されています。対象患者さんはうつ病を中心とする気分障害の方です。自殺リスクの切迫した気分障害(うつ病や躁うつ病など)の急性期症例を県内から広く受け入れると共に、ストレスケア病棟を中心とした包括的なストレスケアの提供と、県内外からの難治症例を主な対象とした治療研究により県の自殺対策に貢献することを目的としています。治療面においてはストレスケア病棟では、クリニカルパスなども活用しながら、気分障害に対する標準的な治療を行います。また、ストレスケア病棟では、気分障害の臨床研究を行うことも目的の1つと考えています。 |